パドルの選び方
パックラフトに適したパドルは?
パックラフト自体のご相談に次いで多いのがパドルに関する話。
最近はパックラフト用として販売されているものも増えてきましたが、パドルはフネ本体と同じ位大切な道具。
ぜひ、自分の求める用途に合わせて適切なものを選んでいただきたいと思います。
1.パックラフト向け推奨パドルサイズ
ホワイトウォーター
長さ:195~205㎝
ブレード形状:広め
ブレード厚:厚め
ホワイトウォーターを求める人にはこれ!
アグレッシブに漕ぐには、短く、ブレード面積の広いパドルが最適。
クリークエリアでは特に、厚みのある頑丈なものがGood。
カヤックのダウンリバーやプレイボートで使用するパドルと近いです。
オールマイティー(川下り~ツーリング)
長さ:200~215㎝
ブレード形状:普通~広め
これがあれば大体なんでもOK!
⇒ カーボン/グラスファイバー 4ピースパドル
ちなみに、店長はこのパドルを200㎝にしてなんでもやっちゃいます。
そこそこ流れる川のダウンリバーでは短く、ゆったりツーリングでは長く調整するのがおススメ。
短く調整すればホワイトウォーターでも全然問題なし!
パックラフトは回転性が高いので、カヤックの万能型より短いものがしっくりくる場合が多い。
ツーリング(タンデムやスケグ付きなど、直進性の高い舟)
長さ:215~230㎝
ブレード形状:細目~普通
ツーリングが主体の舟の場合はこれ!
直進性の高い舟なら、水面に対して浅い角度でゆったり漕げる長めのパドルがおススメ。
ちなみに、普通のパックラフトでこのサイズを使うと、左右に振れてロスが大きい。「まっすぐ進まないなぁ~。」ということになりやすいです。
逆に、Tシェイプシートや本体チューブ状に座るなど、高い位置に座る場合は、手元から水面までの距離大きいのでもう少し長い方がベターな場合も。
2.パドルの長さと漕ぎ方・進み方
短いパドル
- パドルは水面に対して高角度に立てて入れる
- 舟のキワ(近く)を力強くストローク
⇒ 漕ぐ力がより推進力として活かされ、比較的直線的に進む
流れの中での操作性を求めるならこのスタイル
長いパドル
- パドルは水面に対して浅い角度になる
- 舟から少し離れた位置をゆったりストローク
⇒ 漕ぐ力が回転力になりやすく、比較的ゆらゆら進む
(直進性の高い舟や、スケグをつければそれほど振れない)
シーカヤック等、直進性の高い船を長時間漕ぐならこの方が断然楽だが、パックラフトの場合は舟のタイプ次第。