取り扱い方法
パックラフトの膨らませ方
1. インフレーションバッグを広げ、パックラフトからバルブを取り外します。石や尖ったもののない地面を選びます。
2. インフレーションバッグのネジを外したバルブ部にねじ込みます。ネジが砂をかんだり、斜めに入らない様注意してください。
3. インフレーションバッグの口を広げ、バッグ内を空気で満たします。
4. インフレーションバッグの口をひねり、折りたたんでバッグを密閉し、体を使ってバッグをつぶしてパックラフトに空気を移します。
5. 3・4の手順を繰り返し、パックラフトが大体に膨らむんだらインフレーションバッグを外し、すぐにバルブを本体にねじ込みます。
6. バルブに口を付け、パックラフトが硬くなるまで空気を吹き込み、バルブにキャップをします。
7. パドリングの数分後、パックラフト内部の空気が冷えて圧が下がるので、再度口で空気を補填し、キャップをします。
使用・保管時のケア
1. ボートを運ぶ時は岩やコンクリートなどの地面の上で引きずらないようにして下さい。
2. ボートに高いところから飛び乗るなどの大きな衝撃を与えないで下さい。
3. ボートが尖った岩や木、その他障害物に強くぶつかったり擦れたりしないようにして下さい。
4. 長いポーテージの際は、ボートに入れた荷物は背負って、ボート自体は軽い状態で運んで下さい。硬いものに擦ったり、引っかけたりして穴が開く原因になります。
5. ある程度の時間上陸する場合は、ボートを日陰に置いておくか、これができない場合は、空気を抜いてください。太陽の熱で中の空気が膨張し、パックラフトが過度に膨張して破損する可能性があります。再度出発する際に、水でボートを冷やしてから改めて適当な圧になるまで空気を入れてください。
6. ボートをバックパックに外付けする場合、できるだけボートの底の黒い部分だけが出るように丸めて下さい。底の素材はより丈夫で破損しにくいです。
7. 風の強い日や、長時間ボートから目を離す場合はロープ等で木や岩に固定してください。簡単に飛ばされてしまいます。
8. 使用後はパッキングする前に砂や小石等のごみや汚れを洗い流してください。
9. 帰宅後はパックラフトを完全に乾燥させ、軽く巻くか畳んで、日の当たらない涼しい場所で保管してください。特に日光の紫外線は素材に大きなダメージを与えます。