長門峡パックラフト!! 後編
開拓精神のある川下りがしたい!!
ということで、やってきた長門峡の後編。
川下り情報や前半の様子はこちらから。
前回は、ポーテージをしつつも、概ね順調に漕ぎ進めてきました。
さあ、時間はかかりつつもここまではそこそこ順調です。
いや、順調すぎると思ったんですよね・・・
まぁ、実際にはこのあともうちょっとだけ順調に進みました。
4.ロスト!!
気持ちのいいドロップ~!
見通しもいいし、素直に楽しい!
そしてまた、先の見えない閉塞感・・・
相変わらずドキドキします。
なんだ、行けるじゃん。
なんかこんな感じでずっと行けそうなのかなぁ・・・
と思っていたその時・・・
ん?あれ?なんかゴゴゴゴゴ~って聞こえてきた・・・
迷わずスカウティング!
おお~、ドロップしてます!
ホールの右側(写真左)はタコツボっぽい感じで激しくボイルしています・・・
ホール右側は絶対に避けなくては!!
ということで、コースは右から左へ抜けて、ヒョイっと飛び出すイメージで!
いっくぜー!!
あ・・・横からの流れに押されて、右に来ちゃったね!!
あっちゃ~!しかも、そっち向いちゃったかぁ!!
そして横っ腹を食われて・・・ホールに(たぶん)2秒くらい巻かれて・・・
浮上したら眼鏡とヘルメットのアクションカメラが・・・
・・・マウントだけを残して消え去っていた!!(泣)
それなりの場所だと感じたので、行く前はしっかりスカウティングをしたつもりだったけど、うっかり行っちゃダメと判断した方に(笑)
まぁ、その辺が技術のなさってことでしょうね。
でも、ここまで調子よく来ていただけに、つらい・・・特にカメラ・・・
しかし、ホール付近はザッバザバにボイルしていて明らかに探しに行くのは無理・・・(涙)
しかしまぁ、川下りはまだ終わってないのです。
無理なものは無理とカメラをあきらめ、先に進むことにしました。
だけど、ちょっと疲れたな・・・今週寝不足で・・・小休止・・・
眼鏡もつらいなぁ・・・
ま、でもさ、せっかく岡山から来たわけだし、できるだけ楽しんじゃおうかね。
5.疲労との戦い
気を取り直して、オラオラ~っと漕ぎ進めます。
(なんか寂しげ・・・)
で、トロ場でぐったり・・・
やばい。やっぱりだるい・・・完全にバテてる・・・
でも力を振り絞ってフネを進めます。
ヨイショ、コラショ・・・
うわぁ、しんど・・・再びトロ場で一息。
もいっちょ!
よっこらしょ!
どっこいしょ!
あわわわ~~
(ここは後ろ向きで進んじゃった・・テヘ)
ふぅ~、また一息~。
景色は最高ですね。
ひ~、もう疲れた~と思っていたら・・・何か見えてきた!
なにか休憩所的なもの??
地図を確認すると、半分ちょっと位のところにある鈴ケ茶屋でした。
まだこれだけしか来てないのかぁ・・・
ちょうど浅瀬になるところでポーテージついでに上陸。
6.さらば長門峡
鈴ケ茶屋(当日営業なし)にて、時間は午後3時半。
ちなみに夏場はここでアユの塩焼きや、うどんやなんかがいただけるようです。
着替えてパッキングして、歩いて戻れば道の駅に4時半位か。
夏ならいいけど、この時期まだ4時過ぎたら結構寒くなるんだよなぁ。
割と薄着だしなぁ・・・
うん、潮時だ。本日はここまで!
距離的には、思ってたコースの3/5くらいですかね。
うーん、不完全燃焼! もうパワーないけど(笑)
でも、残った未知のエリアが今後の楽しみだと思うことにしよう!
そしてまたきっと再挑戦しよう!
全然諦めてませんよ~(笑)
というわけで、完全上陸し撤収開始。
遊歩道+休憩所があるので、色々楽ちん。
さっさと着替えて、パックラフトを畳みます。
ちなみに、今回使用したシューズはこちら。
モンベルの沢タビ。
濡れた岩の上をちょいちょいスカウティングやポーテージをすることが想定される場合、やっぱり沢登りをしていた自分的にはこういう履物のほうが安心感があります。
なんだかんだ滑らないです。
今回はあまりなかったけど、やわらかいので泳ぐときもバタ足しやすいです。
パッキング完了!
今回は泊り道具とかもないし、すごくコンパクト!
最近、パックラフトのときはパーゴワークスのカーゴ55をよく使います。
アルミフレームを抜けばくるくる巻いてパックラフトの中にもスポッと入れられて、ライフジャケットとか形がいびつなものでも適当に背負いやすくなっていい感じです。
どうでしょう?適当に突っ込んだだけだけど、まあ、悪くないですよね。
これ、特に私のようにパッキングがいい加減な人にはぴったりな製品だと思います(笑)
パッキングが終わると、日が傾いて、谷を吹き抜ける風が急に冷たくなってきました。
さて帰りましょうか。
しかし、この遊歩道、これ自体がなかなか素敵です。
近かったらぜひ夏に涼みに来たい感じ。
川を眼下に眺めつつ、この瀬はどうだったとか、もっとこうすればよかったとか・・・
あそこで巻かれたな・・・とか。
敗退者はとぼとぼと渓谷を後にするのでした。
ありがとう長門峡!
次はしっかり時間を確保して来ます!!
さて、長門峡下りいかがだったでしょうか。
未知の川、情報の乏しい川では、どういうタイミングでポーテージやエスケープが必要になるかわかりません。
パックラフトの軽さやセルフベーラーはそうした川に柔軟に対応する心強い性能です。
私的には、以前に比べ、不確定要素の多い川下りやアプローチ・エスケープ的にあきらめていた川下りに挑戦するためのハードルが非常に下がったなと感じています。
パックラフトは開拓者に必要な多くの要素を持った乗り物とだと思います。
あなたもぜひ、パックラフトで自分にとっての未知のフィールドを開拓してください!!
おわり