金木戸川 HIKE & CAMP & PACKRAFT !!! ③川下り後半 完結編

「パックラフトならでは!」という活動がしたい!!

パックラフトの大きな魅力の一つが、軽量コンパクトという携行性の高さ。

今回は、そんな特徴を生かし、パックラフトならではな場所での川下りに出かけた記録の2日目の後半。
川下りの挫折、そして再起~ゴールまでです。

パックラフト自体の紹介はこちらのブログ記事で!

涙のエスケープ

前回、テンションMAXの状態から、パートナーに、
「これ、やばいよね。」と現実に引き戻してもらったところから。

で、何がやばいって、明日普通に仕事だってこと()
オーマイガー! 

暗くなるまでここにいられるなら、なんとか頑張ってたかもしれないけど・・・
スカウティング・ポーテージの連続で、やっぱりかかる時間は当初の想定より相当長そうだし、ずっとこの調子では時間的に完全に予定オーバー。 

でも、まだほんのちょっとしか下れてないよ・・・?
分かってる・・・だからダメなんですよね・・・

というわけで、泣く泣くエスケープを決断。
くっそー! 十分な時間なく、ここに来てしまった自分に腹が立ちます()

目の前に未知のフィールドを残して去ることになろうとは・・・
計画性の甘い自分が本当に悲しい・・・()

背中に哀愁が・・・

まぁ、仕方ないですね・・・
そうと決まれば、ぱぱっとパッキングを済ませ、斜面を登ります。

パックラフトでなければ、プラス10kgがあるとしたら、ちょっとつらい急斜面です。
これまでいわゆるダッキーを使ってきましたが、パックラフトの軽さを改めて実感します。

でも、こういう場所は、沢登りや滝の高巻きとかをやったことがないと、どこかで進退窮まるということになるかもしれません。
ちょっと重くなるけど、懸垂下降くらいできる装備は欲しいですね。 

今回は、まあまあすんなりと林道脇の擁壁(垂直なコンクリート壁)の低いところも見つかり、20分くらいで林道に登り切りました。

脱力

ああ、終わっちゃったなぁ・・・
すっかり力が抜けちゃいました。

まぁ、でも、楽しみを未来にとっておいたと思って気持ちを切り替えよう!
そうだよ、そうそう・・・くぅ~・・・

眼下に映る渓谷がまぶしすぎる。
目がぁ・・・目がぁ~・・・

ま、なんだかんだ明日仕事だし、行きますか()

 

さて、気持ちを切り替えて?林道をとぼとぼ歩いて帰ります。

途中で車までのペースを確認。
このペースで帰れば車に昼くらいか・・・朝早かったもんね・・・

あれ・・・でも、それならむしろ、ちょっと早くない?
ということに気が付きました。

そうか、問題の中盤を抜かして、ゴール近くだけなら可能性あり!!
ここへきて一筋の光明が・・・ 

また舟出せるかも。
そう思えば下りの林道歩きにも急に力が戻ってきました。

再スタート

そして、てくてく戻ってまいりました。

このあたりからならアプローチ的にも距離的にも行けるかも。
ゴールから、1.5㎞くらいでしょうか。

最後にひと花咲かせて終われそうで、再び胸が高鳴ります。

藪漕ぎしながら斜面を降りて、サクッと急いでパックラフトを膨らませて、さあ出発です。
(ザックの外にパックラフトを付ける場合は、折れた木の枝の先や、たまにあるごっつい棘の樹皮等に気を付けましょう。)

準備中、危うくヒキガエル君を踏んづけそうに。
危ない危ない・・・

さて、谷は上流と比べて開けていて、どちらかというと浅瀬との戦いが予想されます。
でも、なんだか開放的で明るくハッピーな景色。
気持ち的には完全に回復しました。

レッツゴー!

あちゃ~。
うっかり、腹からあたってコロンと行きました()

舟が柔らかいと、そういうところでラップ(舟が岩に張り付く)することがあります。
特に、バウに荷物を置いてスターンに人が乗る、前後に重量を分散するタイプのパックラフト(中でも長めのモデル)はリスク大です。

パックラフトはどうしてもある程度やわなので、ラップしたらどこか壊れてもおかしくありません。

やはり、こういう川ではセンターに重量が集中できて、フロアの圧を高めにして船体を硬くできるパックラフト、Gulkha or Gulkha jr.がお勧めです!

もう一つ。

この手の川では、とにかく舟から離されるのは何としても避けたいです。
対策としては・・・必至に食らいつきましょう()

チームのメンバーに助けてもらえればいいのですが、セルフでのリカバリーがお互いに基本です。
セルフベーラーのパックラフトなら、とにかく飛びつけばいいわけなので、比較的再乗艇も楽ですね。

フィナーレ

さあ、川の旅も最終盤です。
最後に、ダムの少し上で発電所の放水があります。

その直下には少しパワーのある落ち込みがあります。
なんかフィナーレにふさわしい、いい感じです。

いざ!

と、カッコよくフィニッシュするつもりが・・・

あっちゃ~、見事にひっくり返りましたね()
奇跡的にメガネはキャッチ!
(メガネ紐付けましょう)

最後にはじかれて横むいちゃった(笑)

最後に入れるべきストロークが逆でした。最後の向きがね・・・
いやぁ、へたくそだなぁ~。くやし~~!
ま、自分のレベルならこんなもんですね()
でも、向きさえ間違えなければクリアできるレベルの落ち込みだったかなと思います。

少し下流の浅瀬でパックラフト回収です。

そして、最後は双六ダムのバックウォーターに入ります。

そしてこの景色・・・
終わったんだなぁと実感します。

 

さて、金木戸川 HIKE & CAMP & PACKRAFT !!!
いかがだったでしょうか?

パックラフトの軽さを活かせば、これまでにないエリアでの川下りや、ついでにキャンプ、他にも色々な可能性があることを実感しました。

これからも様々な活動にチャレンジしてみたいと思います。

そして金木戸川。
素晴らしい川でした。
いつかまた来ます。

金木戸川HikeCampPackrafting  完

 

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