男鹿半島パックラフトセーリングの旅 その3(2日目、前半)

風の力で海を旅したい!!

何度かのテストを重ねてきたセーリングキット(テスト1海テスト2川)。
今回は、試作品作製のきっかけとなるそもそもの素敵な活動イメージ、パックラフトセーリングでの海旅に挑戦してきました😎

場所は男鹿半島西岸!
2泊3日ののんびりツーリングです⛵️(6月下旬)

計画準備初日キャンプを経て、2日目
いよいよ船出です!

<使用パックラフト>
静水でスピードの出るシャープなタンデムパックラフトAlbatrossです。
当初モデルから、若干改良があり、海でも安心な2気室とすることが可能になりました。
セーリングをする場合、バウ・スターンへのスケグの取り付けオプションがおススメです。
packraft sailing

3.船出

朝食

いよいよ船出の日。

気持ちの良い朝です。
昨夜は風も穏やかで、テント無しでとても快適でした。

男鹿半島パックラフト 船出1

さて、とりあえず焚火をおこして一杯のお茶。
朝食は昨夜好評だったヒザラガイの入った味噌雑炊です。

男鹿半島パックラフト 船出2

朝食を食べると、同行した2人が、せっかくなので帰る前にパックラフトに乗ってみたいとのこと。

ということで、片付けと出航準備をさっさと済ませ、2人乗りで辺りを散策🛶

男鹿半島パックラフト タンデム1
男鹿半島パックラフト タンデム2
男鹿半島パックラフト タンデム3
男鹿半島パックラフト タンデム

普段はガチガチのクライマーな二人💪

パックラフトだけでなく、綺麗な海や、水の上を進む感覚も新鮮だったようでとても喜んでくれました😄

別れ

さて、気が付けば10:30。
ちょっとのんびりし過ぎました😅
そろそろ本来の目的地を目指すことにします。

男鹿半島パックラフト セーリング 船出

二人のともに見送られ出航です⛵️

男鹿半島パックラフト 友達
ありがとう~
男鹿半島パックラフト 船出1
最初は漕ぎます

男鹿半島パックラフト 船出3
遠くなっていく…
男鹿半島パックラフト 船出4
遠くの白い点になりました🧐

何度も振り返りましたが、見えなくなるまで手を振ってくれた旧友。
ありがとう。またどこかで👋

浜を離れ、海上で一人になったとたん、やはり独特の緊張感が漂います🙄

川と違い、空間の広さというか、自分の小ささが引き立つのか、なんとなく落ち着かない感じもします😧

どこまでも広い海と空の間でフワフワと・・・
一人になってみたけど、寂しいというのともまた違う感じの気持ちです。

しかしだんだんと、これも貴重な時間だと思えてきました。

セーリング

少し沖に出るとセールが風を受け始めました。

男鹿半島パックラフト セーリング 船出2ばっちり風をはらんでます😆

風速は大体2m/sで強くて3m/s、弱いながらも進行方向に対し追い風です。
一方、は南から北へ流れているので進行方向と逆です。

セーリングでの進行速度は、静水でパックラフトをのーんびり漕ぐときの速度位は出ていそうです⛵️

この日の目的地である、キャンプ予定地第一候補までは約6㎞なので、ほとんどパドルで漕ぐ必要はなさそうです😁

パックラフトで長距離を進むとき、目的地まで余裕をもてるというのは、実はとてもありがたい状況です。

シーカヤックなどと違い、風や潮流の影響を非常に大きく受けるため、状況次第では頑張って漕いでも全然進まないということも普通にあり得るのがパックラフトなのです🙄

今回は、移動距離は短くてもいいから、行動そのものをのんびりと味わう、ということに重きを置いたつもりでした🤓

そのための一つの作戦がセーリングでの移動なのですが、この日は風向きに助けられ、最も理想的な形で進んで行くことができました⛵️

ただ、ラダーやセンターボードなど、いわゆるセーリングにとって重要なシステムがまだ付けれていないので、舵だけはある程度パドルで切りながらのセーリングになりました😄

火山の息吹

さて、景色の話をしましょう。

男鹿半島は、ジオパークにもなっている地質的名所の多い土地柄です。
特に西海岸は、火山由来の多様な岩石でできた絶壁・奇岩に恵まれています。

セーリングで進んでいると、赤い層を挟んだ大岩壁、黒いゴツゴツの磯、巨礫の浜などが次々と目を楽しませてくれます。

男鹿半島 パックラフト ジオパーク
ダイナミックな岩壁
男鹿半島 パックラフト ジオパーク2火山の息吹を感じる

男鹿半島 パックラフト ジオパーク3海底火山の噴出物っぽい🧐

あれは海底火山の噴出物だなぁ・・・

あの赤いところは陸上で酸化した部分だな・・・
岩脈が貫いてるなぁ・・・🌋

単純に景色としても素晴らしいですが、少し地質の事を調べていくとまた一つ違った発見ができて楽しいと思います🌏

ジオパークなので、情報は割と簡単に出てきます。

カモメ

海では、景色だけでなく、生き物にも出会います。

今回はカモメに沢山出合いました。
海に浮かんでいるもの、岩にとまっているもの、近くまで飛んでくるもの・・・

男鹿半島 パックラフト カモメたくさん浮かんでます

一羽、舟の近くをぐるぐる回り何度も目の前まで飛んで来たもの・・・
カモメが旅の仲間とは素敵だなと思っていたら・・・
かなり接近してから糞で爆撃🌠

危なく被弾するところでした😂

まぁ、彼らにしてみれば、見慣れない、招かれざる客、といったところでしょう😅
進んでいたらじきに遠ざかっていきました。

険峻エリアへ

風が順調に吹いていたので、青砂集落の浜は沖を進んでショートカット。

青砂の由来となった青い石にも興味はあったのですが、別でとっておきの青い石を最終日の終盤に予定していたのでスルーしちゃいました。

男鹿半島 パックラフト セーリング7沖を進む

青砂の浜を越えたあたりから、地形はスタート付近よりも更に険しくなってきます。
ここから先がいよいよ、何かあっても簡単に陸路でエスケープできないエリアです。

その中でキャンプするので、それが目的の一つではあるのですが、それなりに緊張感が出てきました🙄

白糸の滝&昼休憩

しばらく進むと、遠くに滝が見えてきました。
はるか崖の上方から何段にも分けて水が駆け下っています。

男鹿半島 パックラフト セーリング 白糸の滝(滝の上の方は見えてません)

男鹿半島ジオパークの紹介にも出てくる白糸の滝ですが、海からしか見ることはできない滝なのです😲

男鹿半島 パックラフト セーリング 白糸の滝2滝の下は小さな浜(この写真ではほとんど見えない)
男鹿半島 パックラフト セーリング 白糸の滝3
滝の末端は見えない

真水の確保もかねて滝の下へ寄り道。
(実は昨夜のキャンプ地の水は味がいまいちでした・・・)

滝の下は小さい小さい礫浜ですが、浜の左右の崖は洞窟になっていて、なんとどちらも通り抜けられるトンネルでした🚇

滝の裏にあるトンネルは水浴びをしながらの突入☄️

男鹿半島 パックラフト セーリング 白糸の滝4真水シャワー最高!

ひゃ~!といっても一人なのですが、テンションが上がってしまいました😄

男鹿半島 パックラフト セーリング 白糸の滝5探検気分😊

トンネルの向こうの浜は、滝の下よりは少し広いけど、キャンプ地として見れば圧迫感がある小浜。
キャンプ候補地としては却下。

次は反対側の洞窟へ🔍

男鹿半島 パックラフト セーリング 白糸の滝6こっちの方が大きな穴
男鹿半島 パックラフト セーリング 白糸の滝7
出口は縦長
男鹿半島 パックラフト セーリング 白糸の滝8
入り組んだ海岸線

面白い場所ではあるものの、こちらもキャンプ候補地としては却下🧐

上陸地点に戻ります。
男鹿半島 パックラフト セーリング 白糸の滝9
穴の中から見るとカッコいい場所だった🤩✨

さて、ちょうど昼なので昼ご飯を食べながら浜を散策することに。

石好きの私🤓
浜で散策と言いうと、大抵石拾いです🗿

この浜は大き目のメノウ、綺麗な緑、赤い筋の入った石などなかなかバラエティー豊かでした。

男鹿半島 パックラフト セーリング 白糸の滝10子供のこぶしほどのメノウも
男鹿半島 パックラフト セーリング 白糸の滝11
ハートマーク(柄にもなく・・・)

いやー、つい夢中になって結構時間を使ってしまいました。
しかしまあ、寄り道の充実は楽しいパックラフティングの重要な要素ですよね😄

しかし、そろそろこの日の寝床を決めることを考えなければ・・・👀

もうすぐキャンプ地第一候補だけど、どうかなぁ・・・🙄

 

・・・さてさて、今回はここまで!

のんびり進んでいますが、とりあえずここまでは順調にセーリングが機能して、目標としていた風任せの旅ができています😁

この後、どんなキャンプ地が見つかったのでしょうか?
続きはまた次回です

(2日目後半はこちら)

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