パックラフトツーリング&セーリング in 瀬戸内 往路編

海でパックラフト&セーリングがしたい!!

海水浴に行けなかったこの夏。
タンデムツーリング艇で是非やりたいと思っていたのが・・・

海の親子ツーリング&パックラフトセーリング!!

というわけで、瀬戸内海の小さな半島へ行ってきました!

場所

瀬戸内のとある半島。

スタート 半島の付け根の小さな港
ゴール 半島の先の小さなビーチ

先端までは約2㎞。

所要時間

往路 約2..5時間 弱い向かい風
復路 約1.5時間 弱い斜めの追い風(円形セールがかろうじて使える程度)

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(持って行っていた地図です)

パックラフト・・・海ではどうなのか!?

今回、海で使うのは初めてだったので、どういう使い方がいいのか、川でタンデムを使った感触等を踏まえて色々考えてみました。

まず、基本的なパックラフトの性質であるこの2点。

・風の影響が大きい
・直進性が低い

海に特化したシーカヤックなどの逆を行く特徴です。
というわけで、同じことをしようとしてもすぐに限界が来そうです。

でも、海では全く使えないかというと、そうでもないと思っています。
特に、比較的直進性の高いタンデム艇やシングルでも長めのタイプは色々と遊びようがあるのではないでしょうか。

まずは安全側から、徐々に能力の限界知り、経験を重ねながら行動範囲を見極めていければと思います。

特に今回は、子供と乗るということもあり、困った時の退路をしっかりと考えて、島ではなく半島沿いにコースを選びました。
(今回選んだ半島には、先端近くまでは歩いて帰れる道もあります。)

先に限界の話をしましたが・・・(笑)
シーカヤックなどと比べていいところもいろいろあります。

・持ち運びが楽でスタートとゴールの自由度が高い
・大きな保管場所がいらない
・広いコックピットで、のんびりしたり、遊び道具もポイポイ積める
幅が広く安定性が高い

最後の安定性が一つ大きなポイントで、シーカヤックに比べるとかなり幅広です。
今回トライしたパックラフトセーリングは、その安定性を利用したものです。
風が推進力になれば、それ自体が一つの楽しみになりそうですよね!

他にも、アイデア次第でシーカヤックに負けない色々な楽しみ方が見つかると思います。

ツーリングタンデム

今回は、当店Traverseシリーズより、直進性とスピードを重視したツーリングタンデムAlbatrossを使用しました。

albatross

直進性とスピード・・・ちょっとパックラフトらしさに抗ってみた感じもします()

具体的には、以下のような特徴があります。

・ロッカーの無い尖ったバウ
・重量の分散の工夫

バウの特徴は見た目の通り、水を切って進むための形状です。

重量バランスは、バウに配置したジッパーが大きな意味を持っています。

単純にひとが2人シートの位置に座ると、最も荷重の少ない場所はバウになります。この状態で水に入ると、バウはやや浮いた形となり、尖った形状を活かすことができません。

そのため、バウに荷物を収納し、全体に重量バランスを分散しつつバウの浮き上がりを防ぐことで、水を切り裂き、直進性とスピードを生むバウの形状を活かしています

荷物はバウの上に外付けもできるのですが、内部に収納することで、風の影響を減らし、セーリングなどのプラスアルファをセットするスペースも生まれます。

実際に、回転性の高いホワイトウォーターモデルと比べてみると、その差は歴然。
舟の長さとバウの形状が相まって、左右のブレは少なく、すぐにスピードに乗ってくれます!

パックラフトセーリング

そして、これです!

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海外の人がやっている映像を見て以来、ずっとやりたかったんです。
でも、風に流されやすいパックラフト、実際にはどうなのかな?とは思っていました。

今回はセーリングに備え、ある程度斜めの風でも推進力に変えるため、バウとスターンにスケグを取り付け、できるだけ直進性を強化してみました。

スケグは、取り付け位置の検討も兼ねていたので、今回は強力ガムテで貼り付けただけです。
(帰宅後、ベースを張り付けて簡単に取り外しができるようにしました。スケグのお求めはこちらから

いざ出航

ちょっと前置きが長かったですね。

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やってきました。砂浜です。
荷物を積んだらそれなりの重量になるので、水際の近くでキャンプ道具等の収納をしました。

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膨らんだら乗り込んで出航。
暑い時期は、日が当たってパックラフトがかなり温まるので、出航して少し冷えたら追加ポンピングが必要です。

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「よーし、まずはあのトンボロのキワを目指そう!」
「トンボロって何?」
「陸に繋がってる島みたいなものだよ。」
「・・・?」

こんな時、まず地図と地形を一緒に確認し、二人の共通認識がを作るのがタンデム艇では大切です。

ダイレクトにトンボロのキワへ向かうので、徐々に浜から離れていくと、少しの距離でもそれなりの緊張感というか、心細さが生まれます。

「なんか離れちゃったね・・・」

そして、最初に感じたのは、景色が開けていることもあり、前に進んでいる感覚が川下りと比べるとかなり遅いということ。
微風ながら向かい風なこともあり、少し心配になりました。

でも、落ち着いて一つの対象を見ながら進むと、それなりに速度が出ていることが分かり少し安心。

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進んでいることが分かれば勇気が湧いてきますが、先は長いので子供が頑張りすぎないように制止しながら、ぼちぼちペースで漕いでいきました。

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で、セーリングはどうしたかって?

往路は弱いながらも正面からの向かい風だったので・・・断念しました!

岩肌の変化を楽しむ

海岸の見どころは、やはり岩の造形です。

瀬戸内海では、花崗岩の場合が多いですが、まるで人工的に切り出した四角い岩や、岩盤劣化部の浸食で出来た小洞窟など、時には上陸して寄り道するのも楽しいですね。

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とりあえずゴール優先で

色々寄り道するの楽しいけど、とりあえず明るいうちにキャンプ候補地を確認しておきたい、ということで先を急ぐことに。
寝床が決まるまではなんとなく落ち着きませんね。

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(沖合には離島。いつかは・・・)

半島の先端へと回り込むと、小さなビーチが見えてきました。

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「これはちょっと狭いかな」
「そうだね」
「次行ってみようか」

地図を確認して、さらに進んだ第一候補に向かいます。

ほぼ隣接しているので、すぐに到着。

「いい感じだね。上陸してみよう」
「わー!ビーチで泳ぎたーい!」

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ということで、第一候補だった浜をキャンプ地に決定し、子供は海水浴、お父さんは薪集めやテントの設営に勤しみます。

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一通り準備ができたので、日暮れまで釣りをすることに。
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ビーチの投げ釣りで、ぼちぼちサイズのキスを数匹釣ることができました。
釣りは久々だったけど、なんとかお父さんの面目が保たれました()

そして徐々に日が暮れ、たき火開始。
釣れた魚やソーセージを焼きながら、夜に変わっていく空を眺めます。

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と、ここまではよかったのですが、この後どんどんと風が強くなってきました。
あまり酷くならないうちに焚火を鎮火し、テントへ避難。

ところがテントの中も風が吹き抜けて全く安らげない状況!
子供に目をやると、表情に不安がにじんでいました。

実は、いつも使うのがブラックダイヤモンドのモノポールテントなのですが、下に隙間があり、よく言えば通気性がよいのですが、風が強いとなんだか落ち着かなないという・・・

というわけで、入り口付近の一部を残して、ビーチの砂を盛り隙間を埋めました。
これで風も防げて一安心。
学生時代、北海道の冬山で雪を使ってやったのを思い出しました()

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ごうごうと風の吹く中、娘にとっては初めての避難的キャンプ。
バタバタとはためくテントにやはり不安な様子。
「テント飛んで行かないかな・・・」

でも、夜風が強いのはアウトドアでよくあること。
むしろ、こういう時間も楽しまなくてはいけません。

せっかくなので「こんな時だからお父さんに聞いてみたいこと!」を聞いてみると、「外国に行った時の話」とリクエスト。

「じゃあ大学生の時の学生時代のアフリカ旅行の話をしよう。」

面白おかしな昔話を聞いているうちに、風の怖さも和らいだようで、そのうち眠りにつきました。

さて続きはまた次回。
復路は何とか、セーリングもできましたよ!
お楽しみに。
(復路はこちらから)

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