親子パックラフト&キャンプ in 高梁川 ①

親子でパックラフト&キャンプがしたい!!

パックラフトで親子の特別な思い出を作ろう!

というのが今回の企画。

川原で遊ぶのも楽しいけど、やっぱり川下り独特の冒険感ってものを味わわせてあげたい。

そして、将来の遊びの仲間になってくれたらうれしいなぁ・・・と淡い期待を込めて・・・

今回は岡山県随一(ほかにあるのか??)の川下り好適エリア、高梁川の井倉峡に親子×2で行ってきました!

大人の相棒は、学生時代の探検部の仲間K君。
かつては一緒にダッキーで北海道の様々な川を下った仲です。

結論から言うと、大人だけの時に比べて、当然すごく気を遣うし、準備も大変でした。
でも、子供たちにとって本当に楽しい経験になったようで、いつもとは違った充実感や喜びがあったような気がします。

コース情報

距離 約6㎞

スタート 井倉洞、橋の下の川原

井倉洞の駐車場に止めたい場合は、洞窟観光をしましょう。「ちょっと川下り終してから洞窟入ります!」とひと言。

ゴール 川の屈曲部にある川原

ゴールの河原は、小さな砕石工場のようなところの南側に川へ降りていく道があり、国道から入ってすぐに車を数台停められるスペースがあります。河原の近くまで下りてしまうとスタックするかも。

所要時間 約4時間

途中昼を食べたり、子供を泳がせたりしながら、のんびり下っています。

テレメータ水位 方谷0.9~1.1m

中盤からは2級前後の瀬とトロ場が交互に現れ、適度に波をかぶる軽快な川下りが可能な水位です。これより少ないと歩く必要があるかも。
方谷1.5mくらいあるとバンバン波を浴びるホワイトウォーターになります。
(滅多になりませんが)

スタートは名勝井倉洞

石灰岩分布エリアが多い中国地方には洞窟(鍾乳洞)が沢山ありますが、岡山県で洞窟といえば・・・
やっぱり井倉洞!!

でーん!!

入り口付近の豪快な滝がカッコいい洞窟です。
でも・・・実はこれ・・・人工滝なんです!!
逆に驚きですよね()

工事は昭和初期で、当時の記録には残っていますが、岡山県人でもそれを知っている人はほとんどいないと思います。

さて、井倉洞への通路の脇で洞窟目当ての人々に見守られ、インフレーショーン。

もう川についた時点で待ちくたびれている子供たち。
「ねー、まだ―?」が止まりません。
“電動ポンプ持ち”という仕事を与えました。
そういえば、子供と乗るときって、インフレーションバッグを使ったことが無いですね。

仕上げ、階段から下に降りて冷やしながらポンピング。

さて、今回使用したのは、セルフベーラーパックラフトGulkha 2艇。
特徴は、一体型のインフレータブルフロア
パックラフトの軽さに、硬さをプラスした、楽しく攻めれる当店フラッグシップモデルです!

 

で、そのGulkha、基本は1人乗りなんですが、今回は前に子供(幼稚園児、3年生)を乗せました。

小学校低学年くらいまでなら何とかなります。
重量的(80+33kg位)にはまだいけそうですが、スペース的に今季が限界かもと感じました。

さて、舟が膨らんだら、早速滝見物と行きましょう。

井倉峡 見どころその1 滝

いやー、何度も見ていますが、なかなかの迫力です!

今回は、ちょうど夏休みだったので、河原には井倉洞目当てのたくさんのお客さんが・・・
「なんじゃあれは!?」という目線を浴びつつ、滝を間近で体感します。

ただしこれ・・・雨の後には注意が必要です。

井倉洞の入り口のおばちゃんによると、雨の後には滝やその周辺の崖の上から落石が降ってくるときがあるそうです。

かなりの大きな崖なので、ヘルメットがあっても石が直撃したら死んじゃうと思います。
たとえ晴れていても、崖の下ではマッタリしないようにしましょう!

井倉峡 見どころその2 洞窟くぐり

最大の見どころの滝を過ぎると、ほんの数十m先の崖下に短い洞窟があります。
トロ場だし、ちゃんと一方通行で出られるようになっているので安心して入れます。

洞窟内部は、石灰岩の独特の岩肌が見事にダンジョン感を演出していて、短いながらもこのコースのハイライトの一つとなっています。

中に入ると、石灰岩の侵食された独特の岩肌を見ることができます。
うろこ状の細かい凹凸がきれい。
白く磨かれた部分は、触ってみると意外とスベスベしてます。

流れも緩いので、子供に操船を任せてみても面白いです。

川下り本格スタート

洞窟ゾーンで一通り盛り上がった先からが、川下り的には本格スタートです。

すぐに見えてくる鉄道橋の下あたりには、流木などの障害物があるので、コース取りに注意しましょう。

橋の下を進むと、すぐにまた石灰岩の崖が現れます。

崖の水面近くは、川の流れで浸食されアンダーカット状にえぐれています。
(半洞窟のような、くぼんだ状況。洞窟的にはノッチと言います。)

特に水量が多い時には、下に引き込まれる危険な流れができている場合があるので、舟が崖にぶつからないように距離を保つ必要があります。

流れが緩くなると、子供たちはすぐに川に飛び込んでしまいました。


人の入れる穴として残った洞窟だけでなく、形成過程で穴ではなくなった“くぼみ”や、岩の割れ目など・・・
いちいち近くに寄ってみて、見て触って、時には中に入ってみたり。


時々、飛び込んだり。





岩肌を眺めたり。


よ~く探すと、一部につららやカーテン状の鍾乳石も見つかる場所があります。

洞窟だけではない石灰岩特有の景観、いかがでしょうか?

石灰岩はもともと海の中で生まれた岩石ですが、サンゴや貝などの生き物が作り出した石が、こうして陸上で渓谷を作っていると思うと、なんだか不思議な感じもします。

川下り自体が面白くなってくるのはこの先からですが・・・
続きはまた次回のブログで!(後半はこちらから)

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