男鹿半島パックラフトセーリングの旅 その2(1日目)

風の力で海を旅したい!!

何度かのテストを重ねてきたセーリングキット(テスト1海テスト2川)。
今回は、試作品作製のきっかけとなるそもそもの素敵な活動イメージ、パックラフトセーリングでの海旅に挑戦してきました😎

場所は男鹿半島西岸!
2泊3日ののんびりツーリングです⛵️(6月下旬)

さてさて、計画通り(計画立案までは前回ブログ参照)にいけたのでしょうか??

<使用パックラフト>
静水でスピードの出るシャープなタンデムパックラフトAlbatrossです。
当初モデルから、若干改良があり、海でも安心な2気室とすることが可能になりました。
そのほか、ご要望でTシェイプシートのオプション等も可能です。
packraft sailing

2.まさかの事態・・・からの、DIY&温泉&浜キャンプ

いきなりの予定変更

想定外その1。仕事早く終わっちゃった!

そもそも秋田に来るきっかけとなった仕事が、予定よりあっけなく終わりました。
想定していた翌日午後移動を繰り上げ、翌朝から移動できることに。

しかも、仕事のパートナー2名(学生時代からの付き合い)も「時間ができたから」と、初日のキャンプ地まで車にのせてくれる上に、なんと一緒にキャンプもすることに⛺️

いや、正直うれしい~😂
実は基本的にさみしがり屋なので、できればソロ活動にはしたくなくて・・・

というわけで、翌朝から車で一緒に男鹿半島へ向かうことになりました。
いきなり楽しちゃったな😁
(もとの予定ではJRで秋田から男鹿まで、バスでスタート地点まで移動)

衝撃の事実!!

パックラフトは、秋田駅近くのヤマトの営業所で受け取り、ついでに仕事の荷物は家に送るというのが元々の作戦。

初日の朝、車でやってきたヤマトで荷物を受け取ると、何かが足りない・・・

ヒェ・・・パ・・・パドルが無いーーー!?!?
ひぇ~~~~!!
😱

いやー、なんてこったい!
しかしまぁ、忘れたものは仕方がない・・・さてどうするか・・・

もはやしょぼい物でもいいから買えるものなら買ってしまいが、あまり近くにそういう店もなさそうだし・・・
時間に限りがあるのであまり移動の経路から大きく外れられない・・・😅

ここは、DIYで乗り切るか・・・??🤡

地図で探すとホームセンターならヤマトの営業所からすぐ近く。
さっそくそこで、パドルになりそうな材料を物色🔎

迷っている時間もないので、目についた以下のものを即決で購入😵

・丈夫そうなアルミパイプ
・薄めのベニヤ板
・キリ
・ボルトナットほか接続に使えそうな小物
・紙やすり

使えるレベルのものが実際にできるかはさておき・・・
時間もないので、これで男鹿半島へ出発しました🤣

大丈夫かなぁ・・・🥺
という気持ち半分、何とかなるさ・・・という気持ち半分🤡
できることは車窓から海を眺めることくらい・・・

北へ向かう海岸通りをぼんやり眺めていると、遠くに何かが見えてきました!

鬼!👹

男鹿半島パックラフトツーリング 鬼男鹿半島といえば、なまはげですね!

「もうすぐ男鹿半島だよ!」と運転手の友達。

くよくよしても仕方がない。できることをやって楽しもう!
そんな気持ちに変わってきました。

キャンプ地到着!

初日のキャンプ地は温泉の湧いているという海岸♨

風の予報やパドルのこと考慮し、北の入道崎から南へ10㎞ほどの地点にスタート地点を変更しました。

道路から海岸へはそこそこの比高差があり、駐車スペースからは荷物を背負って歩きます。

男鹿半島パックラフトセーリング パッキング
突き出したパドルの材料・・・

パドルを忘れてかなり凹みましたが、海岸が見えると気持ち的には完全に復活しました😂

海岸までの道は、草刈りをされていて割としっかりしています。
誰のための整備なのかは分からないけど、助かりました。

男鹿半島パックラフトセーリング アプローチ1
ちゃんと道になってます 

暫く歩くと、道は痩せた尾根上を進みます。
見渡す限りの広ーい水平線が見えてきました!
男鹿半島パックラフトセーリング アプローチ2
すごい解放感です🌏

ヤッホー!
思わず大きな声を出しちゃいました😆

尾根の先端は少し急な岩場になっていて、降りながら、パックラフトの軽さを改めて感じることができました😄

男鹿半島パックラフトセーリング アプローチ3
昔使っていた15㎏のダッキーでこれはきついかった・・・🙄

ちなみに、先人のつけた細いヒモがありましたが、そういうものは補助的につかむにとどめ、完全に体重を預けないで歩きましょう。

温泉ブクブク

海岸へ降りたら、あたり一帯がキャンプに最適な素晴らしロケーションです。

男鹿半島パックラフトセーリング キャンプ1
クシの様に細長い岩場が並んだ面白い海岸

さて、キャンプだけならどこでもいいのですが、どこかに温泉があるということなので、そこを目指します。

南へ5分ほど歩いたでしょうか。
石積みの四角い人口構造物が見えてきました。

男鹿半島パックラフトセーリング 温泉1
遠くに謎の人工物

事前情報によれば、小さな湯舟があるらしい・・・
小さな湯舟には見えないけど、まぁ行ってみよう・・・🙄

男鹿半島パックラフトセーリング 温泉2

おお、これは紛れもなく湯舟だ!

小さな湯舟にプクプクと湧いているのが確認できます!
で、触ってみると・・・あれ・・・ぬるい・・・😅

改めて周囲を確認すると、石積の下に熱々の湯溜まりを発見!!
誰かが掘った湯舟でしょうか?ちょうど一人分くらいの大きさです。

男鹿半島パックラフトセーリング 温泉3
一人用湯舟は下に

温度は、というと・・・
おお!こっちは十分40℃以上ありそうです🔥

さあ今夜は、焚火に温泉だ!やったね😆
ということで温泉の近くでキャンプの準備を始めます。

パドル作製

2人が薪集めや食材探しをしているうち、私はパドルの作製です。
キャンプを心置きなく楽しむため、出来るだけ明るいうちにと急ぎます。

男鹿半島パックラフトセーリング パドル作製1
平らな場所があってよかった

ベニヤにペンで大体の形を描いて、ノコギリで切っていきます。
シングルパドルとして使うことも想定して左右対称な形にしました。

男鹿半島パックラフトセーリング パドル作製2
切ったら戻らないと思うと大きなブレードに

2枚切れたら、舟を傷めないよう紙やすりでエッジを滑らかに。
とりあえずブレードの完成です😄

次は、アルミの棒の固定位置を決めてブレードに穴開け。
棒の位置がセンターを外すと色々問題がありそうなので慎重に。
穴が空いたら、ボルトナットで固定して完成です。

男鹿半島パックラフトセーリング パドル作製4パドル完成

あれ?意外と悪くない感じ?
試しにちょっと水を掻いてみます。
男鹿半島パックラフトセーリング パドル作製5
・・・うん、悪くない😂

なんだかすごくホッとしました。

行ける!
これで明日から船出できるぞ~!
😭

食料調達&焚火キャンプ

夕暮れ迫る中、磯で短時間で手軽に手に入る貝類を採集🐌
おいしさ鉄板のカメノテ、無限にあるタマキビガイ、焼きやすく食感のいいカサガイの仲間・・・

ついでに泳いじゃいました~🏊🏻
男鹿半島パックラフトセーリング 食料1

なんとなく目についたプチプチ食感の海藻もゲット🌿
太いモズクみたいな感じ。

男鹿半島パックラフトセーリング 食料2これが意外にも好評でした😄

ある程度捕れたら、あとはのんびりモードで温泉へ♨

男鹿半島パックラフトセーリング 温泉5
夕日が沈みました。何も言えねぇ
😌

湯加減最高!
フナムシと混浴なのはご愛嬌です😆

暗くなり始めました。
火を起こして、飯の準備もしなくては。

男鹿半島パックラフトセーリング 焚火1

次は寝床の準備。
今夜は晴れみたいだし、テントはいいや・・・・
ということで、誰もテントを張らず
😁(これも3密対策ですね)

男鹿半島パックラフトセーリング 焚火2

焚火で飯炊き、採集した貝類は網焼きと茹でで。
プチプチの海藻はお口直しで時々つまみました。

男鹿半島パックラフトセーリング 焚火3
貝ほじり用にブッシュクラフトした楊枝。けっこう好評でした🤤

腹が満ちたらあとは寝るだけ・・・
月明りの下、焚火を囲んで互いの近況や懐かしい話を、眠たくなるまで・・・

良い夜でした🌛💫

男鹿半島パックラフトセーリング 月明り

さあ夜が空けたらいよいよ出航です。
明日はどんな風が吹くのでしょうか・・・

つづく(2日目へ)

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